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江東ブランド認定
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一般に出まわっておりますステンレスには2種類あります。
一つは「SUS304」でもう一つは「SUS430」と呼ばれています。その違いは成分にあります。前者は「18−8」と言われまして<クロムCr18% ニッケルNi
8%>が入っているのです。後者にはニッケルは入っておりません。
見た目の違いは区別が付きませんが磁石を当ててみますとくっ付くのが「SUS430」で「SUS304]より安価です。弊社が使うのは「SUS304」です。
磁石に付くくらいですから「SUS430」からはサビが発生します。「SUS304]ではそれは0%ではありませんがほとんどないと思って結構です。
でも台風の後や外部のタイル洗いの後そして線路際のステンレスにはサビをよく見かけます。これは外部からの付着サビでステンレス自身から発生したのではありませんので心配はありません。
台風からは潮風、タイル洗いの希塩酸、そして車輪とレールから飛び散る鉄粉これらがステンレスに付着するのです。そしてサビの元を作ります。ですからこの場合はそれらを物理的に除去すれば後は大丈夫です。
それでもサビはダメという方もいらっしゃいますのでその時はステンレスに塗装することをお勧め致します。「それじゃステンレスの意味がない」ともお思いでしょうが<クリアー>ですとステンレスそのものの色が出ますので違和感はありません。
最近時々ですがSUS304より耐食性に優れているSUS316という材料を使った手摺等のお見積りがあります。これはSUS304に約2%のモリブデンを加えてありまして海水や薬品に十分対応できるようなっております。海沿いのマンションや別荘の手摺、大学で薬品を使った研究室などの流しに使われております。当然SUS304よりは高価です。
手前味噌で恐縮ですが約30年私の結婚式に結婚指輪をこのSUS316で作りました。指輪に関しましては素人ですが残業時間で作ったものとしましてはまあまあ見られるものでいい記念品です。
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