有限会社 伴田鉄工所 東京都江東区扇橋1-3-21
ステンレスで手すりや門扉などを製作する有限会社 伴田鉄工所(昭和3年創立)です。現調、設計、製作、取付までトータル対応いたします。
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相違点



 これの違いは<耐久性>と<コスト>でしょう。ステンレスで作れば一生モノですがコストがかかります。逆にスチールですとお安い分だけステンレスと比べると風雨には極端に弱いことです。

スチール製の場合はサビとの戦い>が最大の課題です。ですからスチールそのものの素材がむき出しでは使用できませんので<塗装>か<メッキ>が必要になってきます。

室内で人が触らない場所でしたら20年30年は楽に使用できます。でも手摺のように触るためにある品物でしたら長い年月の間にそれが剥がれてきますので室内でもサビが発生してきます。それに触れてしまいますとサビの臭いが手について不快感を覚えます。ですから何年かに1度は塗装が必要となってくるのです。この経費がバカにならないのです。一度だけではなく何年かごとに必要となるのでその負担は重く圧し掛かってきます。

メッキは塗装よりもサビに対しては強いです。20年前にあるところで外階段に手摺をつけました。予算の関係でステンレスは使えずスチールで作ったのですが、外部にさらされるところですからできだけサビに対抗するためにその手摺にまずメッキをかけそして塗装とWの抵抗を試みました。20年の間に1度塗装をし直したのですが結局サビには勝てず取替えになりました。

製品を作る側から言いますと、ステンレスは素材そのものが最後まで製品として残ってくるのでスチールを扱う場合と比べ倍以上の神経を使うのです。乱暴な言い方ですがスチールの場合はその素材が傷んでいても「最後はペンキがあるから」という意識が多かれ少なかれ職人にありますのでどうしても仕事が荒くなります。

例えばその品物を動かす時でもスチールの場合はそのまま移動するだけで宜しいのですがステンレスの場合は新しく置く場所に木を敷いたり毛布で覆ったりしてからでないと動かすことすら出来ないのです。傷を付けられないのです。

ステンレスは材料そのものがスチールよりも約8倍高く作業も上記のように倍以上の神経を使いますのでコストはどうしてもかかってきます。でも一度出来た製品は何もせず放っておいてもいつまででも安心して使えるという堅実差がステンレスにはあります。

命にかかわるところには安心していつまでもお使いできるステンレス製をお勧め致します。始めにコストがかかりましてもそれっきりですから後々塗装費がかかるスチール製と比べ結果的にはお安い買い物となります。

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